野口雨情詩碑(三根倉の坂交差点)
 八丈島産の玄武岩系の自然石にショメ節の歌詞を彫った黒御影石を埋め込んであります。
歌詞は、「三根倉の坂さか真ん中で出船眺めてそでしぼる」です。
 以下は、解説文原文です。
島に流された 時の罪人が刑期満了になり 江戸に帰る出船の風景である
しかし 流人達は江戸には妻子があり 島では現地妻(水汲み女と言われたいた)とその子供達と別れなくてはなりません。帰るもの残されたものどちらも悲しいことです。港が一望に見える倉の坂急な坂です 乗船の時 哭涙して見送っても この坂の途中で振り返り 小さくなる主人の船を見るとさらに涙が止めど無く出てくる 出た涙を袖で拭いた そして その濡れた袖は絞る程であった。 戦前の女の宿命?否島の女の情け深い純情さでしょう。 詞人野口雨情が島の古老からこの話しを聴き 昭和5年島に遊びにきて「ショメ節」に詞ったものである。この島では最初の歌碑です