ムラサキシキブ(クマツヅラ科)
 北海道南部から南の山で見ることができ、秋には綺麗な紫色の実がなります。この若い実の汁から染料をとったり、皮は口の中の腫れ物の薬として使われました。
 名前の由来も、この実が美しく、紫式部を連想させることからついたと言われています。また、枝に実がたくさん付くものを重実(しげみ)または敷実(しきみ)と言いますが、紫色の敷実の植物からのダジャレであろうという説もあります。
 江戸時代より前はタマムラサキ、八丈島では「ハシギ」と呼ばれています。
 三原山などで見られます。