ドクダミ(ドクダミ科)
 ドクダミは特有のにおいがすることから、毒が入っているのではないかと思われていました。そのため「毒溜め」と呼ばれ、後にドクダミになったと言われています。
 大和本草という本には、馬医がドクダミを馬に用いると十種の薬効があるから、十薬というとあります。ここから、生薬名を十薬(重薬とも書く)と言うようになったようです。今では、薬草として知られています。
 花びらが4枚に見えますが、これは白色の苞葉で、棒状の花序についている淡黄色のものが本当の花です。
 三原山などで、5、6月に花が咲きます。